循環型農業とは?
地域内において資源を循環させることで、廃棄物を抑制して行われる農業のことです。
米や野菜などの農産物を収穫した後のわらや収穫くずが家畜のえさとなり、その家畜の糞から堆肥が作られその堆肥から農作物が育ちます。有機資源を循環させながら、農作物を生産する営みは地力を維持し持続想的な農業体系です。
前田牧場の循環農業とは?
牛床の敷材に使っている地元の製材所から集めた廃材の杉樹皮(バーク)と牛糞を一緒に発酵させ堆肥にします。その、堆肥を自社の圃場へ散布し、米や野菜などの農産物、牛の餌となる牧草、WCS用稲の栽培の肥料にします。また、地域の農家さんに使っていただいたり、直売所などで販売をしています。収穫した農産物は農協へ出荷したり、直売所などで販売します。加工し商品にし販売するのもあります。稲わら、牧草は牛の飼料にします。牛の飼料となる稲わらは地域の農家さんにも作ってもらっています。
自社のみでも循環型農業は可能だが、地産地消だと思っているので地元で賄えるものは使っていき、地域全体での循環型農業をしています。
前田牧場として目指していることは?
循環型農業で何かを目指しているわけではなく、農業の自然な循環に私たちがその恩恵を受けています。その結果が地域の活性化に繋がっていると思っています。