ペレット化は試行錯誤の連続!!
堆肥の「水分量」
造粒するのに適正な水分量は30~35%、牛糞は35%まで下げるのがとても難しいです。そもそも完熟堆肥でも44%もあります。専用の乾燥機などはないので、振るい機にかけた後、広げて乾かします。冬は乾きにくいし(乾くまでひたすら待つしかない!)、夏は乾きすぎることもあります。そのときは、水分の多い元の堆肥と混ぜ、調整します。
堆肥調製、機械調整の「人員」
堆肥の水分量に合わせて機械の回転速度や圧力などを適宜調整をしないとロスが出るので、説明書通りにはいかない場合もあります。どうすればベストなのか研究する人間が必要なのですが、牛さんのお世話の傍らペレット製造をしている状況です。広域流通するには堆肥専門スタッフが重要だと気付きました。
堆肥の「品質」
委託して販売となると品質を一定にしなければなりません。ある日、ペレットを袋詰めし保管していたものがパンパンに膨らんでいました。開けてみるとペレットが崩壊していました。冷却が不十分で、保管場所が暖かいことでペレットが再発酵したのが原因でした。牛のお腹の中の微生物は畑の中で元気になってもらわないと困ります。
牛糞ペレットは前例が少ないため自分たちで何とかするしかない!!
現在も試行錯誤で奮闘中です!