スタッフ日誌

前田牧場の赤身牛は一頭一頭の健康チェックをし大切に育てています。

昨日今日と半袖でもちょうど良いくらいの暑い陽気が続いている栃木県大田原市です。春というより、初夏の匂いが漂っています。

先日、前田牧場専属獣医師の順子さんにお供し、仔牛の治療の見学にいかせていただいたことをご紹介します。

担当スタッフから調子の悪そうな仔牛さんの連絡が入り、出動します!

以前の記事ミルクタクシーでらくらく哺乳でもお伝えしましたが、大人の牛さんの牛舎には屋根しかありませんが、繊細な仔牛さんのお家はビニールハウスの中でした。病気にかからないよう、元気に育つように仔牛担当のスタッフが大切にお世話しています。

しかし、病気にならないように毎日健康管理に気を付けていても、温度差や環境の変化、体質などで体調を崩してしまうこともあります。
そんな時は獣医師さんが投薬などで治療をします。人間と同じですね。

まずは体温チェックです。牛さんの体温は通常38~39℃くらい。
人間より高いんですね。肛門から体温計を入れて計ります。

そして聴診器で胸の音を聞きます。ぜーぜー言っているようです。風邪ひいちゃったかな?お薬を与えます。
お薬は飲ませるのではなく、注射で与えることが多いそうです。なぜなら、牛の胃袋には大切な働きをする微生物たちが沢山います。お薬をお腹の中には入れることで微生物たちがいなくなってしまわないよう、注射で与えるそうです。

もう一頭の仔牛ちゃんは、片側の耳が垂れていると担当スタッフからの報告です。
「すこーし左が下がってるね」と順子さん。私には全くわかりません。毎日丁寧に見ているから少しの変化も見落としません。耳が下がると中耳炎になっているそうです。検温や聴診器で診察してから、治療に入ります。まずは耳の中の汚れをふき取ります。そして、お薬の入った注射器(針はないです)を耳の中へ注入。耳の付け根のところをもみもみし、お薬を奥まで入れます。そして、液体のお薬と共に耳にたまっている膿が出てきます。

人間だって、牛さんだって治療は辛いもの。少しでも和らぐようにと順子さんは子どもに話しかけるように自然と牛さんにも声をかけます。そんな姿はとても微笑ましく、愛を感じます。

私の手をペロペロと舐めてきた仔牛ちゃん

前田牧場の牛さんは丁寧に愛情たっぷりに育てられていることを多くの方に知ってもらいたい!!そして、ぜひとも召し上がっていただきたいと思った春の昼下がりでした。

前田牧場の赤身牛」はこちらでご購入いただけます。↓↓↓

前田牧場直営の赤身牛専門店
〒324-0021 栃木県大田原市若草1-761-4
TEL:0287-48-6988
11時~17時 月曜定休(臨時休業あります。事前にご確認をお願いいたします。)
※冷凍肉は常時ございます。冷蔵ご希望の方は事前のご予約をお勧めいたします。
または
公式通販サイトをご覧ください!!

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